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今日は待望の勝間先生の講演会。
会場に付き座席を確保し、配布された資料を読んでいたら、勝間先生が到着。紺の縦に白い線が入ったスーツ姿。想像していたより小柄なのが印象的だった。
18:20頃に司会者による諸注意。デジカメ撮影はOKだが携帯での撮影は不可とか。もっと早く教えてくれ、といったところだ。
勝間先生の話をテレビや音声ファイルで聞いた印象はとても早口だった。しかし今日は気を使われていたのか、標準的な印象。(終盤に時間が押してきたときは少々早口だったが)
講演の内容は以下のとおり。
配布資料タイトル;「勝間式『利益の方程式』〜商売は粉もの屋に学べ」の読みどころ A4 横のパワーポイント 全P27
講演の内容
1.自己紹介
・わらしべ長者論;勝間先生のキャリアアップの持論。ちょっとしたきっかけを大切にし、無欲に力一杯働くことの繰り返しでキャリアを積み重ねることは可能。
2.好循環のしくみの作り方
・ベストセラーは「共感の輪の広がり」のこと(勝間先生の定義)
・共感の輪の広がり=著者の思い×編集者、装丁者、イラストレーターの思い×マーケティング、営業、販売担当者の思い×書店の思い×読者の思い
→それぞれの思いが相乗効果を発揮する
・ベストセラーになるのは「熱い」本
→共感を生む本であるということ
3.勝間式「万能利益の方程式」解説
・世の中の利益は「時間て勝負」
→何事も早い者が勝つ
・4つの変数 顧客単価、顧客獲得コスト、顧客原価、顧客数をどうバランスするかが重要
(1)変数1;顧客単価を上げる方法
・顧客単価が利益に大きく影響
・利益が上がって、顧客満足も上がるのが良い利益
・利益は上がるが、顧客満足が下がるのは悪い利益
(2)顧客獲得コストを下げる方法
・物余りの時代、商品力が顧客獲得コストを下げる
・顧客を積極的に選択する、いかに欲しい人にメッセージを伝えるか
(3)変数3;顧客原価を下げる方法
・過剰品質、過剰設備投資、過剰人員が原価高を招く。携帯電話が良い例。
・結局は地道なベンチマークが決め手。自分でデータをとって工夫するしかない。
・なぜ粉やはもうかるのか?
小麦粉は低コストで高カロリーが得られる。低所得者が太る理由でもある。
(4)変数4;顧客数を上げる方法
・顧客セグメンテーションの基本は年齢、性別、所得。やはり所得の影響は大きい
・団塊世代、団塊ジュニア世代が重要。勝間本のターゲットでもある。
4.社会で貢献する〜Chabo!のしくみ
・著者印税(10%)の20%をNGOであるJENに寄付する仕組み
・日本に市民社会を根付かせることに貢献したい。
5.キャリアアップとツキについて
・仏教の「三毒」追放がキャリアアップとツキに効果がある
- 妬まない、怒らない、愚痴らない
→人間は何事も忘れるもの。しかし 三毒によって、いつまでも悪いことが記憶に残る。これの実践により物事がうまくまわるようになった。
・努力不足の4段活用
- 努力不足→責任転嫁→被害者→加害者
→責任転嫁を始める時点で、かなりやばい状態。自分の努力不足を理解すること
・一人一人が明日からできること
- Not To Do Listを作る
→三毒、相手の仕事に言わなくてもいいことを言わない(勝間先生)
- 依存薬物を減らす
- テレビやネットを見る時間を減らし、本を読む量を増やしてみる
- Give^5を実行してみる
- 「無意識」の存在をもっと意識する
→ネガティブを減らしてポジティブを増やす
・最後に
- ここで、みなさんとお会いしたことは、必ず、何らかの意味が、今に将来にあるのだと思う
以上が本日の講演会のエッセンス。特に印象的だったのは「三毒」の話。妬まないようにするには、怒らないようにするには、愚痴らないようにするにはと考えることで何事もポジティブに思考できるということ。
目から鱗とはこのことだと思った。 早速今日から実践したい。
最後にサイン会。今日は利益の方程式とフレームワークを持っていったので両方にサインをいただいた。しかも自分のフルネーム付き。
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04/04
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