人に好かれる話し方/和田裕美

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!

著者の和田裕美氏は株式会社ペリエ代表取締役
営業コンサルタント
著書に「人に好かれる話し方」(25万部)、「売れる営業に変わる本」(20万部)などベストセラー多数。

外資系教育会社日本ブリタニカで世界2位の成績を収めた。
2001年のブリタニカ日本撤退に伴い独立し、株式会社ペリエを設立。
現在は営業コンサルタントとして多業種での営業組織作りに携わる。

今回はベストセラー「人に好かれる話し方」。

とても丁寧な書きっぷりで、文章も平易なので気持ち良く読めた。
最近は著者のCDを買うなど、和田裕美にはまってしまっている。

本書の内容は以下のとおり

第1章 基礎づくりから始めよう! 「やさしい空気にする」が基本スタイル
人には悪気はなく、無意識に相手に プレッシャーをあたえてしまう人がいる
本人は気付いていないことが多い
「売りたい」、「自慢したい」、「自信がない」心も ちょっとだけ深呼吸してから、そのことばかり意識 しないようにする
重要なことは安心の空気は信頼を生む
人が発する空気は、 ・第一印象 ・笑顔と動作 ・心 でできている
笑顔をいうのは口角をしっかり あげて「にこ―」ってすること
マラソンより簡単に誰でもできること
「話せる人」ということは「一緒にいて楽しい人」
「共感ワード」を使うこと
思いやりのある嘘もあるかもしれない
ちょっとだけ嘘も必要な時がある

第2章 トークはテクニックじゃない 大切なのは相手の話を聞きたいという気持ち
「共感していますよ」ということを いかに相手に伝えるか
相手が海の話をしたら、あなたも海を見る
イメージの中で、相手と一緒に 海辺にいるのです
口に出して言うことで、お互いの イメージの中で共感してリンクする
謙遜している人の心理を読み、 本当に相手がほしい一言を返す
相手のほしいものは、他人の評価 からもらえる自信なのです
悩むような微妙な質問を するときは、遠慮がちにしてみる
この遠慮感覚がとても大事
話す時には目的を決めてからスタートする
スタートとゴールが決定していれば、 主軸から少々それても、中心軸に 戻ることができる
波縫い話法
TVで人の話を聞いてメモをとる習慣をつくる
それを箇条書きで要点をまとめるトレーニングをする
人は自分を好きな人が好きである
一緒にいて楽しいと思ってもらえること
人は自分の話を聞いてくれる人が好きである
話せるということは、ちゃんと相手の話が聞けること
聞いて、聞いて、聞いて、話す
こんな聞き方では相手がムッとしてしまう
(1)たくさんのことが頭にあって集中できない
(2)ついつい相手の話をさえぎって話したくなる
(3)他の人の議論や意見に 反論したくなってしまう
否定と反論は簡単に誰でもできる
(4)相手の話に興味が持てない
目の前のその人に興味を持つ
(5)専門すぎて理解できない
まずメモをとる
(6)なんだか気が散る
必ず顔に出る
集中できない時は切り替えるしかない
(7)最後まで聞かないで 結論を言いたくなる
相手の欲求不満状態を引き起こす
(8)熱心に覚えようとして要領悪く聞いてしまう
まずは八割理解から
(9)人で判断して聞いてしまう
話の中身に耳を傾けた方が器が大きい

第3章 目の前の人のファンになる 「話すこと」が「幸せの種」になる
自分が相手からどう思われるかを気にするということは、 自分にベクトルが向いていて「自分を思う」気持だっていうこと
笑顔でいい空気をつくれば、少なくとも嫌われることはない
交友関係がスムーズに築けるひとは、 共通項を探し出すことができるってこと
会話に共通点を引き出すために、 ちょっとした知識があればいい
自分に向けてもらった関心というものがとても嬉しい
自分に向かってくれる人の方がやっぱり好きなんです
人から褒められればすごく自信が持てる
人から賞賛される意見を聞きたいと願っている
相手のすごさを無条件で認めることも、ほめ上手には大事なこと
素直に感じたままを表現すること
単純思考になるということ
相手をハッピーにする言葉が使えているか
相手のマイナスに目がいってしまうと絶対に損
話すと言い訳が多くなる人
今の状態を正当化するときに使う話し方
否定的な考え方をするせい
自分の都合に合わせようとすると絶対にダメ
自分の使う言葉には感謝を添えてみる
電話くれると「嬉しい」
怒る時は危険性と可能性を同時に見せる

第4章 話の内容をリンクさせていく 相手が楽しくなる言葉、テーマを選ぼう
ボキャブラリーを増やすには、まず本、文字を読むこと
言葉には意味がある
「海」は「うみ」ではなく「広くて青くて深い、、、 暖かくて、冷たくて、塩辛いと五感の表現が必要
相手に「言葉」を「映像」で伝えることができる人は、 そうでない人よりも、明らかにボキャが多い
たまには普段読まないジャンルの本や雑誌を 読むと新しいボキャブラリーが増える
話す時に一番大切なことは難しいことを簡単に話すこと
「知らないです。教えてください」って 言える人の方が本当はかっこいい
もっと凄いのは、知っていることを知らないと言えること
聞き上手になってから話をするということは、 相手の聞きたいことを話すという構造が 出来上がるまでのステップです

第5章 声のトーンとリズムを変える 知らず知らずに「声」で損してませんか
早口は自分の回転のよさを 披露しているように見える人
頭の回転は早くても、思いやりや 機転が利かないってことです
語尾マシュマロ
最後の語尾をふわっとさせることで、 やさしくふわっとした感じになる

第6章 仕事のプロとしての話す力 「思いやりの松竹梅」で人とつき合う
事実は事実であっても事実だけでは人は納得しない
機械と話しているのではない
会話の中で大切なことは、相手への自分の気持ちを 会話の中にどうやって入れていくかっていうこと
人と人との空気、人の感情などを読み取る 能力が落ちてしまうのは、「人と話す機会がない環境」が そこに存在してしまうことに問題がある
話すということを「口」を使うだけだと思わないこと
目を使って観察し、耳を使って声のトーンを感じ、 身体を使って「言葉と動作」を組み合わせてみること
自分が何をしてほしいかよりも、 相手が何をしてほしいかに気が付く ことっていうのは、思いやりを持つという 意味です
思いやりの三段階のステップ <思いやりの松竹梅>
梅;自分がしてほしくないことを 相手にはしないという思いやり
竹;自分がしてほしいことを、 相手にしてあげる思いやり
松;相手が欲しいとことを してあげる思いやり
自分の思いではなく、 相手が中心なのが松の思いやり
相手が幸せになることを考える大前提に、 自分がハッピーであることが必要です
話し方というのは本当はノウハウではなく、 やはり「人間力」が大きな要素になる
否定的なことを否定する
マイナスとマイナスを掛けるとプラスになる

第7章 もっと伝わる言葉の使い方 あなたの話し方にみんなが耳を傾けるようになる
スピーチは、相手の話を聞く必要もなく、 「あいつは自分ばっかり話しやがって」と 思われることもない
今日伝えたいこと、それを伝えること によっての最終目的を明確に書き出す
今日伝えたいこと;わくわくすることの大切さ 今回の最終目的;聞いた人が元気になること
相手が幸せになってほしいと思う気持ちがあれば、 笑わせようと努力したり、面白い冗談を入れたり するわけです
説得力のある話し方
信頼される人であること
ロジカルに話せること
事実はこう
中身はこうで
問題はこれで
こうやればこういう根拠で解決できる
表現すること
その場にいなくても目でみているような 視覚的イメージを言葉にのせて情景を話す
相手にとって得なことを相手の人が 自ら選ぶことを促すような「背中を押す言葉」です
相手の感情がむくむくと動いて、 あくまでも相手の意思で前に 動くことを選択すること
結論が先に来ると、これから相手に説明することが明確です

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!