頭のそうじ心のそうじ/鍵山秀三郎
- 作者: 鍵山秀三郎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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創唱した「日本を美しくする会」は国内はもとより国外まで広がりを見せている。
掃除に関しては、正直私は苦手というか嫌いな分野であるが、本書を読み"掃除"がもたらす効果を認識し、掃除を習慣にしていきたいと思った。
本書は著者が掃除を通じて培われた考え方、信念が書かれており、その言葉ひとつひとつがとても大切な事柄である。
これらはとても簡単のように見えるが、実践し愚直に継続することが難しい崇高なことばかりだと思う。
とにかく今の忙しい時代を生きている現代人にこそぜひ読んでいただきたい本である。きっと忘れていいることをたくさん思い出すことができるだろう。
本書のポイントは以下のとおり。
・自分と社会
- いつも自分を含めた社会全体のことを頭に置いて行動するのが、何よりも大事なことだと思うのです。
・家族と国家
- よい社会やよい国家は、よい家庭からつくり出される・・・・・つまりよい家庭こそ、よい社会の基本となるべきなのです。
・針箱の整理
- 人間は、見ているものに自分の気持も似てくるものです。雑然としたものに囲まれていては、頭も心も整理できません。
・上品と下品
- 人間には「上品な人」「下品な人」というのはあります。では「中品」というのがあるかというと、ありません。上品でなければすなわち下品なのです。
・保証
- 人間は、なんにもならないことをやったときにのみ、実は大きく成長するものです。それは一生の財産となるのです。
・悩み
- 天下国家や公のことを考えている人には悩み事は少ないものです。いつも自分以外のことに思いを馳せています。
・自由
- 自由とはなんでもわがままに勝手放題にすることではありません、ルールを守るからこそ自由の幅が広がるのです。
・日本人の精神
- 国家というのは、外から滅ぼされることはまずありません。ほとんどが内部から壊れるのです。
・みっともないこと
- 浅ましいことはしない、はしたないことはしない。日本人は、そうしたもので利己心を包み込む心の厚みが、世界でもずば抜けていいたのです。
・丁寧
- 手を抜けばラクはできます。しかし、かえってあとで手がかかるのです。ミスも起こりやすくなるものです。
- 作者: 鍵山秀三郎
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