一瞬で「自分の夢」を実現する法/アンソニー ロビンズ (著), 本田 健

一瞬で「自分の夢」を実現する法

一瞬で「自分の夢」を実現する法

世界的なカリスマコーチであるアンソニー・ロビンスによる、「一瞬で自分を変える法」に続く第二弾。

アンソニー・ロビンスは、一般社会人からビジネスマン、一国の政財界のリーダーにいたるまで圧倒的な支持を誇り、その奇跡とも言える具体的方法を、ロビンス一流の情熱と明快さでまとめたのがこの本。

また訳者は「お金と幸せ」に関するコンサルタントである本田健氏と豪華な組み合わせだ。

本田氏自身が、本書の原書を読んで「最高の人生を目指そう、人生を劇的に変えていこう」と決意させたとのこと。その後の本田氏の成功は周知のとおりだ。

他の成功本でも同様だが、書かれていることは本当に簡単なことばかり。でもなぜそれが継続できないのか。

いろんな意味で気づきを与えてくれる良書である。

□本書のチェックポイント□

・変化の三大原則

秘訣1 「基準」厳しくする
秘訣2 ゆるがない「信念」を持つ
秘訣3 「戦術」を変える

・"人生の質"を高める「五つのマスター」法

1.「感情」の問題をマスターする
自分の感情はコントロールできる

2.「健康」の問題をマスターする

3.「対人関係」の問題をマスターする

4.「お金」の問題をマスターする

5.「時間」の問題をマスターする

・人生にはいくつかの重要なレバレッジ・ポイントがあり、そこで小さな変化が一つ起きただけで、文字通り、人生全体の質が変わってしまう

・決断した瞬間にあなたの運命は決まる

・「決断」するとは「目標を達成することに全力を注ぎ、それ以外の可能性はすべて切り捨てること」

・無意識に決断していつ人を「ナイアガラ症候群」と呼んでいる

人生を川にたとえると、多くの人はどこにたどり着きたいか考えもせず、ただ川の流れに身を任せてしまう。一度流れに巻き込まれると、目先の出来事や恐怖、障害だけに目を奪われてしまう。河が二またに分かれていても、どちらに行きたいか、どちらがよいか、決める気もなく、ただ流れに乗っていくだけなのだ。
そんな風にボーッと時を過していると、ある日突然、流れ落ちるナイアガラ滝の轟音が耳に届いて、ハッと我に返り、自分が櫂もないボートに乗り、滝まであと1.5メートルのところにいることに気づく。
この時点で「しまった」と思っても、もう手遅れだ。滝と一緒に一気に落下するしかない。

・人間は、快感を得ることよりも、苦痛を避けることを最重要視することを忘れたはならない。

・人間の脳は、「実体験」と「想像上の体験」の違いがわからない。

・これまで私がインタビューしてきた成功者は例外なく、「自分の成功を確信する」能力がずば抜けている。

・「自分を変える」三つの信念

(1)絶対に変わらなければならない
(2)自分の力で変えなければならない
(3)自分は変わることができる

・自分の人生に変化を起こせるのは、ほかでもない「自分」しかいないのだ

・苦もなく「手を切りたい行動」とおさらばする六つのステップ

(1)「行動の目標」を決める
(2)変化を起こす「最大のレバレッジ・ポイント」を見つける
(3)「結果」を変えたいなら、「やり方」を変える
(4)新しい「肯定的パターン」を意識的に選ぶ
(5)「条件づけ」で新しい習慣を定着させる
(6)この"テスト"に合格すればもう大丈夫!

・たとえば、今度憂うつな気分になった時は、ジャンプしながら空を見上げて「バンザイ!今日は足が臭くないぞ」と馬鹿みたいな大声で叫んでみる。

・質問の質が人生を決めるのだ

・あっという間に「問題解決」できる"魔法の質問"
(1)この問題のいいところは何か
(2)まだ改善の余地はあるか
(3)思った通りの結果を得るために、「やろうと思うこと」はどんなことか
(4)思った通りの結果を得るために、「このまま続けていてはいけないこと」は何か
(5)思った通りの結果を得るために、「必ずやらなければならないこと」を楽しくやるにはどうすればいいか

・感情は行動を促す"アクション・シグナル"

・自分の感情を「思いのまま」操る6つのステップ
(1)「本当の感情」を明確にする
(2)どんな感情であっても「受け入れる」
(3)「感情からのメッセージ」にもっと耳をすます
(4)「感情は処理できる」という自信を持つ
(5)「今できることは、この次もできる」と自信を持つ
(6)夢中になって行動する

・「もう一段、次元の高い人生」を送るための10の感情
(1)愛と思いやり
(2)感謝
(3)好奇心
(4)興奮と情熱
(5)決断力
(6)柔軟性
(7)自信
(8)快活
(9)活力
(10)貢献

・目標設定のプロセスは、人間の視覚に似ている

・目標は四つのカテゴリーから成っている
(1)自己実現
(2)キャリア、仕事、経済状態
(3)遊び、冒険
(4)社会への貢献

自己実現に関する目標
(1)「改善したいこと」をすべて書き出す
(2)「どれだけ時間をかけるか」を決める
(3)「もっとも重要な目標」を一つ選ぶ

・キャリア、仕事、遊びに関する目標
(1)百万ドルクラスの"望み"を書き出す
(2)「実現の時期」を決める
(3)「もっとも重要な目標」を一つ選ぶ

・遊び、冒険に関する目標
(1)「生きている間にやりたいこと、ほしいもの」を書き出す
(2)、(3)「実現の時期」を決め、「もっとも重要な目標」を一つ選ぶ

・「社会への貢献」に関する目標
(1)「自分は社会に何ができるか」を考える
(2)、(3)「実現の時期」を決め、「もっとも重要な目標」を一つ選ぶ

・「中身の濃いもの、価値のあるもの、ためになるもの、新しい知識を与えてくれるもの」を毎日読むことは、食事よりも大切だ。

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