「朝30分」を続けなさい!人生勝利へのスピード倍増!朝勉強のススメ

古市氏躍進のきっかけとなった「1日30分を続けなさい!」。なんと40万部も売れたそうだ。

思えば書店に行くたびに、山積み、平積みで、この「朝30分を続けなさい!」が発売されてからも両方がセットで山積み、平積みの状況である。

今はかなり勉強法の本が出版され、一種のブームである。かくいう私も、勝間氏、本田氏、荘司氏等多くの本を求めた。少しずつであるが見よう見まねで試しているものの、まだまだ目立った効果、成果は出ていないのが悲しいところである。

さて古市氏であるが、本業は翻訳、手帳・目標設定関連、英語学校の3つのビジネスであるようだ。なかでも英語学校は、先の1日30分の大ヒットを背景に、受講希望が殺到し多くの希望者が受講できないでいる事態だそうだ。

思うに、古市氏の1日30分ももちろん読んだが、やはり基本の「き」を丁寧に解説していることが大ヒットの要因であろうかと思う。そしてその基本の「き」を毎日続けることがいかに難しいか。それを気付かせてくれる本なのだ。だから万人に受け入れられ40万部なったのではないかと思う。

今回の「朝30分を続けなさい!」は、ある意味1日30分の続編である。1日30分をより具体的に、「朝の30分で行いなさい!」というわけだ。

仕事が始まるまでの朝であれば、お尻が決まっているのでそれだけ集中できる。早朝の活用は本書を読む前から実は実践している。朝は5時に目覚め、7時に会社に行きデスクで本を読むのが日課になっているのだ。だから古市氏の言っていることは実感として正しいと思う。

1日30分を確保するのが難しいと思っている人にお薦めの一冊である。

本書のポイントは以下のとおり。

・もし、あなたが当たりまえのことを毎日こつこつ続けることを嫌い、毎回新しい情報ばかり求めて、当たり前の勉強・努力を続けていなければ、負け組に決まっています。

・あの人は当たまえのことを続けている。あなたは当たり前のことを続けていない。別の言い方をすると、あの人は実践し続けている。あなたは実践していない。つまり「やるか」「やらないか」の違いだけなのです。

・朝の1時間が、夜の1時間半から2時間に匹敵するのです。

・朝勉強を始めたころに一番重要なことは、朝に勉強すること自体ではなく、朝勉強の習慣を身につけることです。

・でも「自分は負け組になった」なんて、間違っても言わないでください。あなたは、負け組になったのではなく、負け組になることを自分で選んだのだから。誰もあなたに「負け組になって下さい」とお願いしたのではないのですから。

・「自分のせいではない、結局運だろう」と考えている人たちは、天動説の考え方と似ています。世界が自分を中心にまわっている考えている。

・あなたの習慣は無意識(潜在意識)が操っていたのですね。ということは、ある生産的な行動を無意識(潜在意識)に落とし込めば、あなたは何も考えずに生産的な活動を行うようになるのです。

・これは実際にコツコツ勉強している人、努力している人が実践して初めて効果が出るのです。