効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 勝

レバレッジ人脈術
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これに本書「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」を加えたのが、実は先の年末年始休暇で読んだ本である。

読んだ感想等をこのブログにアップしていたのだが、これでようやく完了というわけだ。

もちろん1月以降読んでいる本で、まだ書評をアップしていない本も沢山あるのだが、これからじっくり取り組んでいきたい。

さて満を持してというわけではないが、「年末年始シリーズ」の大とりは最近新聞、雑誌等のマスメディアにも頻繁に登場している勝間和代のベストセラーである。

発売されたのは昨年末の12月だが、実は今現在(2/17、11:30)、楽天ブックスのビジネス分野、アマゾンではなんと和書全体で1位となっているほどの売れ行きだ。

本書の副題にグーグル化とあるが、これは、グーグル並、あるいはグーグルを上回る知的生産力をつけられるかが今後の私たちの効率化のカギになると考えているからとのこと。

OECD加盟国の中で、日本の労働生産性はアメリカの7割程度の低さであり、著者ならではの問題、課題認識で著された本であると思う。

本書がある意味バカ売れしている事象は、正直良いことだと思う。ただ、私を含め本書にも書いてあるが、行動に移さなければ何も変わらない。

何でもいいから実行に移す、この意識がなければ本書は宝の持ち腐れだ。

本書のポイントは以下のとおり。

・情報こそが通貨になる時代

・グーグルの発想で常に面白いと思うのが、グーグルはグーグル単体で使わせるのではなく、いかに人間と協業しながら、人間の知恵をうまく集めて、1人の知恵よりも大きなものを生み出そうとしているか、というところです。

・1%の本質にたどりつくための一番簡単な方法は何か。それは「本を読むこと」。これに尽きるでしょう。

・情報には「空、雨、傘の3段階がある」
空-事実
雨-解釈
傘-行動

・読み手の私たちも積極的に相手(著者)に質問するつもりで読んでいくのです。

・自分が知っている言葉からしか、話し言葉も書き言葉も出てこないということです。

・「簡単なものほど伝わりやすい(簡略化)」「必要な時にはいつでも深い情報に入れる(階層化)」「全体像がいつでもわかる(フレームワーク化)」

・「野菜・果物・豆類をしっかりとる」「白いものはひかえる」「動物性タンパク質は少なくする」といったことを守るだけでも、ずいぶん知的生産性は変わってくるでしょう。

・知的生産の成果を使った人脈作りでの一番の基本は、「情報のGive5乗の法則」です。

・成果=知識(たくさんの情報を得て新しいことを学んだ事柄)×実行割合(その学びから行動に着手した割合)×定着率(着手したもののうち習慣として残った割合)


まだまだ著作を出版する予定があるそうだ。これらもまた楽しみである。